私は翻訳は未経験でしたが、学校には通わずに翻訳者になりました。
学校に通わないと翻訳者になれない、というわけではないし、学校に通ったからといって翻訳者になれるわけでもありません。
場合によっては学校を活用する必要がありますが、その前に独学が必要だと思います。
私が独学で勉強を始めた理由を挙げてみます。
独学のメリット
ストレスフリー
私の性格や特質として、以下のような問題があります。
- 音声情報が頭に残りにくい(長時間ひとの話を聞くのが苦痛)
- 大勢の人と対面で交流すると疲れてしまう
- 決まった時間にどこかに通うことが苦手
…。
客観的にみるとなんとまぁ…。なかなか社会に不適合な人間なのです。
こんな私なので、学校とはちょっと相性が悪いのです。
勉強以外のストレスはなるべく減らしたいので、大好きな家で独習することにしました。
圧倒的に安い
セミナーや授業よりも書籍の方が圧倒的に安いです。
辞書やパソコンなど、買いたいものはたくさんあるので、これはありがたいです。
「1人で決断する」練習ができる
自分で学習計画を立てる過程では、何を優先すべきか、いつまでにやるのか、何を教材とするのか、など「自分で決める」スキルが身に付きます。
「決める」ことができないと、個人事業主をやっていく上で色々と困ります。
成り行きに流され、人に振り回される、不自由なフリーランスになってしまいかねません。
1人で決断するって、孤独なんですよね。
「コレでよかったのかな」「本当に合っているのかな」「もっと他にやるべきことがあるのでは」などなど。迷いが浮かんでは消えていきます。
そういう孤独に慣れる練習として、勉強の計画を立てるというのは最適です。
勉強は直接的な損や失敗にはつながりにくいですから。
学校をフル活用できる
独学で頑張ってみたけど、自分一人ではどうしても壁を越えられない…。
そうなってから受ける授業は、きっと集中して聞けるでしょう。なんとなく受ける授業と比較になりません。
自分で勉強できる部分は学習を終わらせてしまって、教わりたいことを明確にしてから通えば、学校をフル活用できます。
せっかく高い学費を払うんだから、効率良く勉強したいですよね。
そのためにも、学校に通う前に独学で頑張ってみることをオススメします。
まとめ
独学には、主観的になりやすい、体系的な学びが難しい、というデメリットもあります。
ですから、セミナー、通信講座、学校も合わせて上手に活用しつつ、翻訳者を目指していくのがよいと思います。
ただ、学校に通う場合も通わない場合も、学校はあくまで学習の「きっかけ」にすぎない、ということを理解して「自分で勉強を進めていくんだ」という意識を強く持つことが大切です。