どうすれば翻訳の仕事ができるの?

最近、私が翻訳で生計を立てているということが周囲に知られてきたため
「翻訳者になりたいけど、どうすれば翻訳者になれるのか検討もつかない」
という人から相談を受けることが増えてきました。

良い機会なので、翻訳者になりたい人のために、これまでの私の経験を少しずつまとめていきます。
今日は翻訳業界の仕組みを説明します。

翻訳の発注から受注まで

医薬翻訳の場合は、製薬会社や医療機器メーカーなどの企業が翻訳を発注します。
翻訳業界では、この発注元の企業が「クライアント」と呼ばれていることが多いです。

クライアントが翻訳者に直接翻訳を依頼することは、ほとんどありません。
「翻訳会社」が、企業と翻訳者を仲介しています。

翻訳会社には、たくさんの翻訳者が登録しています。
クライアントから注文を受けた翻訳会社が、登録翻訳者に翻訳を依頼します。

translator

そのため、翻訳者になるには、まず翻訳会社に登録する必要があります。
登録するときには、履歴書による書類審査と、「トライアル」という翻訳のテストがあります。
トライアルに合格すれば、その翻訳会社に登録され、仕事の依頼を受けることができるようになります。

翻訳会社は何をしているのか

企業では、短期間で大量の翻訳が必要となる場合が多いです。
翻訳は基本的に「人力」の作業なので、訳者1人が1日に訳せる量には限界があります。
ですから、短期間で大量の翻訳を実現するには、複数の翻訳者が必要です。

でも、何人もの翻訳者を管理したり、翻訳をチェックしたりするのは、企業にとっては大変なことです。
翻訳はメインの事業ではないですから、そんなに手間はかけたくないのです。
そこで、その作業をお任せする相手が翻訳会社です。

翻訳会社は、企業に対して

  • 翻訳者の確保
  • 翻訳の品質管理(適切な翻訳者のアサイン、誤字脱字誤訳チェック、レイアウトや体裁を整える、ネイティブチェック)
  • 翻訳の進行管理

などのサービスを提供しています。

翻訳者にとっては

  • 受注のための営業活動
  • 企業とのコミュニケーション
  • チェッカーの確保
  • 必要なソフトウェアの提供

を代行してくれる会社です。

翻訳者が企業と直接契約する場合、自分で企業に営業して仕事を受注し、自分で交渉して、自分でチェッカーを見つける必要があります。でも翻訳会社を介しているので、その必要はないのです。また、たまに使用ソフトウェアを指定する企業がありますが、そんな場合も大抵は翻訳会社が用意してくれます。

ありがたいですね。

まとめ

翻訳者になるには、まずは翻訳会社に登録する必要がある。
翻訳会社はありがたーい存在です。仲良くしましょう。

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