トライアル合格を目指して、さっそく翻訳の勉強を始めたい。
でも何から勉強したら良いか検討もつかない…。
そんな人がまずやるべきことは、何でしょう。
まずは訳してみよう
サッカーが上手くなりたい…でもサッカーを一度もやったことがない…どうやったら上手くなれるんだろう…。
そんな人がいたら、何て声をかけますか?
「とりあえずやってみろよ!」
ですよね。
翻訳も実際にやってみましょう。短い文章で構いません。
英文とその訳文がある文章を探しましょう。プロが作成した訳文があるものにしてください。
医薬分野ではNEJMの抄録は、英文とその日本語訳が公開されています。
ご希望の分野でこのような文章が見つけられない場合は、ほんやく検定かTQEの過去問が最適です。
自分の訳と解答訳を比較
ご自身の訳と、プロの訳文を比較します。
上手にできていなくても落ち込まないでください。何事も自分の位置を正しく理解することが第一歩です。
以下のような視点で、どうすればプロのように訳せるのかを考えます。
- プロの訳と自分の訳は何が違うか?
- 訳していたときに、分からなくて困ったことは何か?
- 何のスキルがないから、自分にはこの訳が作成できないのか?
- コンピューターの力を使えば防げるミスは何か?
- 気を付ければすぐに直せる部分はどこか?
後半の2つは今すぐ直せますね。
前半の3つについてよく考えてから勉強を始めると効率良く翻訳スキルを伸ばしていけます。
また、このように自分で「問いを立てる」スキルも身に付けていきましょう。
フリーランスの翻訳者には同僚も上司もいません。自分で考えるちからが必要です。
まとめ
プロと自分の違いを自覚するのが第一歩。